ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
バガン
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年5月5日 (火)
バガンは、ミャンマーの古代都市。パガン。ビルマ人のパガン朝の首都。ミャンマー仏教の原点となる古都。
1044年建国。1299年、モンゴル侵攻で滅亡。
「パゴダ」ではなく、「パヤー」と呼ぶ(本サイトではなるべく「寺院」で統一する)。 本尊は釈迦仏か過去四仏。過去四仏はカクタン、コーナゴォン、カタパ、ゴータマ。 坐像または立像。印相は多種多様だが、坐像は降魔印が多い。
歴代国王
- 1アノーヤター王()<1044-1077>:シンアラハンに帰依。
- 2ソウルー
- 3チャンスィッター王()<1084-1113>:アーナンダ寺院を創建。バガン朝の最盛期。
- 4アラウンスィードゥー王()<1113-1167>:暗殺された
- 5ナラトゥ王
- 6ナラティンカー
- 7ナラパティスィードゥー王()<1173-1210>:ガドパリン寺院とスーラーマニ寺院の建立。スリランカからマハー・ヴィハーラ派(大寺派)を伝えた。
- 8ナンダウンミャー
- 9チャゾワー
- 10オウサナー王
- 11ナラティーハパテ王()<1254-1287>:ミンガラー・ゼーディー寺院を建立して献じたが、《仏寺成って国亡ぶ》
一覧
- アーナンダ寺院:AnandaPhaya。バガンを代表する寺院。石造彫刻と金の装飾はバガンの寺院群の中でも最高傑作といわれる。内部に高さ10mの黄金の仏立像がある。チャンセッター王が1091年建設。内部には四仏があり、南北の仏像は創建時のものという。
- グービャウッジー寺院:大菩提寺を模したという。
- ゴドーパリーン寺院
- シュエグージー寺院:金色の塔がある。
- シュエジゴン寺院:バガン四大仏塔の一つ。シュエズィーゴンパゴダ。シュエシィゴンパヤー。ShwezigonPhaya。アノーヤター王が1060年に建設開始。子のチャンスィッター王の時に完成した。高さ40m。巨大な塔のまわりに小さな塔が無数にある。スリランカからもたらされた仏歯を祀るという。正方形の基壇は東西南北に沿って建てられ、三段に重なる。壁面はジャータカのレリーフで飾られる。境内には37所の精霊(ナッ)が祀られている。拝所には特別な泉がある。
- スラマニ寺院:1181年、ナラパティスィートゥ王の創建。
- タビニュ寺院:バガンで最も高い塔がある。
- ダマヤンジー寺院:DhammayangyiTemple。ナラトゥ王が1170年に創建。滅罪のためという。バガンで最も大きい建造物。内部に過去四仏を祀る。1975年の地震で被災。
- ティーローミンロー寺院
- ナガヨン寺院
- マヌーハ寺院
- ミンガラゼディ寺院
- ダマヤッズカ寺院:DhammayazikaPhaya。ナラパシティツ王が12世紀に建造。五角形。過去四仏と弥勒仏を祀る。
- アッペイエレナ寺院:アペヤダナ寺院。Ape-yadanaPhaya。11世紀の壁画が残る。
- タンチータウン仏塔:バガン四大仏塔の一つ。黄金の塔。エーヤワーディ川西岸の標高300mの山の上にある。最初の王が手掛けた。
- ダユインタウン仏塔:バガン四大仏塔の一つ。山の高台にある黄金の塔。
- ローカナンダー寺院:バガン四大仏塔の一つ。エーヤワーディ川のほとりにあり、船の着岸地点だった。
- ナンパヤー寺院:Nan-hpaya。
- バガンのシュエサンドー寺院
- ニャウンウーのシュエジーゴン寺院:
- ポパー山:パガンの守護神マハーギリナッの聖地。