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下野・大谷寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年6月9日 (火)
大谷寺(おおやじ)は、栃木県宇都宮市(下野国河内郡)にある観音信仰の天台宗寺院。坂東三十三所観音霊場の第19番札所。本尊は千手観世音菩薩。天台宗延暦寺派。天開山大谷寺、大谷観音(おおや・かんのん)ともいう。(参考:同名寺院大谷寺)
大谷石を産出する地域にある。本尊は石芯塑造の磨崖仏で、平安時代前期9世紀前半に造られたものという。他に釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊の磨崖仏もある
出羽湯殿山の行者が立ち寄り、毒蛇を退治し、岩壁に観音像を彫ったと伝わっており、湯殿山と交流があったらしい。現在の本堂は日光・中禅寺から移されたものという。(金岡秀友、昭和56『古寺名刹大辞典』)