ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
仙波日枝神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年9月16日 (月)
仙波日枝神社は埼玉県川越市小仙波町(武蔵国入間郡)にある山王信仰の神社。喜多院およびその前身の無量寿寺の鎮守。赤坂日枝神社の元宮に当たる。
歴史
830年(天長7年)、無量寿寺を創建した円仁がその鎮守として日吉大社の分霊を祀ったという。この河越庄は新日吉神社領だった関係もあるかもしれない。1260年(文応1年)、河越経重が梵鐘を寄進した記録がある。文明年間、太田道灌が江戸城の紅葉山に分霊を祀り、赤坂日枝神社となったという(史料的にはそれ以前から日枝神社があったことが分かっている)。仙波日枝神社は仙波東照宮などと共に明治の神仏分離で喜多院から独立した。江戸時代初期に造営した社殿が現存。(日本歴史地名大系ほか)