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六所宝塔
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年11月14日 (火)
六所宝塔(ろくしょ・ほうとう)は、日本天台宗開祖の最澄(767-822)が計画し、全国に建てられた仏塔。六所法華宝塔院。村山修一は唐朝の六都護府を参考にしたのではないかと推測する(『比叡山史』)。
一覧
- 安総宝塔:比叡山近江国境:延暦寺東塔 法華総持院東塔:弘仁12年(821)、建立。
- 安中宝塔:比叡山山城国境:延暦寺西塔 延暦寺西塔院・延暦寺宝幢院・延暦寺相輪塔のいずれか。
- 安東宝塔:上野国緑野郡:緑野寺(浄法寺):弘仁6年(815)、建立。
- 安西宝塔:筑前国筑紫郡:竈門山:弘仁5年(814)、豊前宝塔に続いて観世音寺近くに建てた。
- 安南宝塔:豊前国宇佐郡:弥勒寺(宇佐神宮)(筥崎宮):最初は弘仁5年(814)香春神社に七重塔が建てられた。
- 安北宝塔:下野国都賀郡:下野・大慈寺(のち日光山):上野宝塔と同じ頃、建立。