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和泉・薬師寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年8月25日 (土)

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薬師寺(やくしじ)は和泉国和泉郡(大阪府泉大津市我孫子)にあった寺院。本尊は薬師如来泉穴師神社の神宮寺。現穴師小学校敷地一帯にあった。穴師堂の名で知られた。山号は穴師山。(参考:同名寺院薬師寺_(同名)

歴史

宝亀年間の創建と伝える。最初は法相宗だったという。1355年(正平10年/文和4年)から和泉国惣講師職をめぐり和泉・松尾寺とたびたび争論となった。不動院・文殊院・地蔵院・宇智院・泉徳院・愛染院があった。1585年(天正13年)の豊臣秀吉の根来攻めで焼失。1680年(延宝8年)に再建されたが、衰微。1795年(寛政7年)頃には神社の御旅所として一堂が残るのみだったという。明治初年に廃絶となるが、本尊は浄土宗心福寺に移された。1965年(昭和40年)に跡地近くに薬師堂を再建。 (日本歴史地名大系ほか)

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