出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年7月20日 (木)
教相
事相
東密
広沢流
- 仁和御流
- 西院流
- 任覚方
- 宏教方
- 能禅方
- 元ユ方
- 円裕方
- 定証方
- 定清方
- 定祐方
- 宗真方
- 琳助方
- 覚証方
- 仁厳方
- 保寿院流
- 華蔵院流
- 忍辱山流
- 伝法院流
- 持明院流
- 覚任方
- 観音院流
小野流
- 小島流(壺坂流)
- 中川流
- 良勝方
- 勧修寺相承安祥寺流
- 高野山実性院相承
- 善通寺方
- 隆厳方
- 実円方
- 伊豆流相承
- 唐橋僧正親厳方
- 勧修寺相承安祥寺流
- 随心院流
- 勧修寺流
- 三宝院流
- 理性院流
- 金剛王院流
- 中院流
- 明算流
- 惣持院方
- 正智院流
- 南院流
- 引接院方
- 心南院方
- 大槃院方
台密
天台密教は、最澄、円仁、円珍らが伝えた日本天台宗の密教。
台密十三流
慈覚大師流
- 華山流:遍昭(816-890)を祖とする流派。遍昭は円仁の下で出家し、安慧から三部灌頂、円珍から三部大灌頂を受け、三流を合わせたという。最円、玄昭、玄鑑、覚慧、良源(912-985)、覚超と伝わった。遍昭は華山元慶寺に住した。
- 恵心流:良源門下の源信(942-1017)を祖と伝える流派。源信は恵心院に住した。忠尋の頃から興隆した。
- 檀那流:良源門下の覚運(953-1007)を祖と伝える流派。覚運は東塔檀那院に住した。澄豪の頃から興隆した。
- 川流:良源門下の覚超(960-1034)を開祖とする流派。厳範以降は衰えた。覚超は横川首楞厳院に籠もって著作に専念していた。横川流ともいう。
- 谷流:東密をも学んだ皇慶(977-1049)を開祖とする流派。皇慶は、比叡山で静真に学び、九州で景雲に真言密教を学んだ。東塔南谷井ノ房に住んだため、この名がある。
- 石泉流:慶円(944-1019)門下の覚空を祖とする流派。
慈覚大師流・恵壇流
- 恵心流
- 椙生流:忠尋門下の皇覚を開祖とする流派。皇覚は無動寺に住した。無動寺流ともいう。
- 行泉房流:皇覚の孫弟子の静明(生没年不詳)を開祖とする流派。静明は比叡山で皇覚門下の範源(その弟子の俊範とも)に、東福寺で円爾弁円(1202-1280)に学んだ。行泉房に住した。末流に天海がいるという(上杉文秀『日本天台史』)。
- 土御門門跡流:静明門下の政海(1231-?)を開祖とする流派。政海は無動寺松林房に住した。
- 宝地房流:恵心流と檀那流の双方を学んだ証真を開祖とする流派。証真は東塔東谷花王院に住した。のち宝地房を構えた。法然門下の弁長は元は宝地房流だったという。
- 檀那流
- 恵光房流:澄豪(1049-1133)を開祖とする流派。澄豪は東塔北谷の恵光坊に住した。
- 毘沙門堂流:澄豪門下の智海(1104?-1192?)を開祖とする流派。智海は林泉房に住した。智海の弟子で、出雲寺(毘沙門堂門跡の前身)に住した明禅(1167-1242)を祖とする説もある(高橋秀栄「毘沙門堂流の学匠たち」)。林泉房流ともいう。
- 竹林房流:澄豪門下の長耀を開祖とする流派。静厳、聖覚、聖融らがいる。安居院流ともいう。
慈覚大師流・谷流
- 蓮華流
- 院尊流
- 双厳房流
- 穴太流
- 大原流
- 三昧流
- 功徳院流
- 三昧流岡崎方
- 三昧流青蓮院門跡方
- 三昧流住侶方
- 法曼流*
- 梨本流
智証大師流