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摩利支天信仰

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月20日 (金)

摩利支天から転送)
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本法寺・摩利支天堂・扁額
建仁寺禅居庵のイノシシ像

摩利支天(まりしてん)は、インド起源の仏教の神で、陽炎を神格化したものとされるが日本では軍神としての性格が強い。天部の護法神と言われるが元来は仏母尊という説もある。インド神話では梵天の御子神とされ、梵天がアスラと戦った時に日と月を守護したという。日の前にあって姿を見せず、隠形として力を添えるという。イノシシを神使とする。サンスクリット語ではマリーチで、末利支天、摩利大仙、摩里支、末里支、末利支提婆ともいい、漢訳で陽炎、威光とも表記する。日本では日蓮宗禅宗の守護神とされ、臨済宗の清拙正澄、日蓮宗の日親も信仰した。修験道や山岳信仰でも重視され、霊山の峰の名にもよく使われている。また軍神として武士に信仰され、楠木正成足利尊氏上杉謙信毛利元就徳川家康らが崇敬した。兵法の念流や槍術伊東流、剣術新陰流、剣術丹石流といった武道では摩利支天の霊験が語られる。 尊様は三面八臂で猪の上の三日月に立ち、弓や金剛杵を持つ姿が多いが一面二臂像や三目六臂像もある。女形で表現されることもある。大黒天弁才天とともに三天とも呼ばれる。



一覧

経典

  • 『陀羅尼集経』
  • 『大摩里支菩薩経』
  • 『摩利支天経』
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