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梵魚寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2016年10月31日 (月)
梵魚寺(ぼんぎょじ、ポモサ)は、韓国釜山広域市金井区青龍洞にある曹渓宗寺院。華厳十刹、曹渓宗二十五寺の一つ。
『三国遺事』にいう義湘創建の華厳十刹の一つだが、義湘の創建ではなく835年ごろに創建したと考えられている。末寺118寺。 寺名は金色の魚が五色の雲に乗って下ってきた伝説に由来するという。韓国併合の翌年の1911年(明治44年)、仏教界が円宗と臨済宗に二分されたとき、日本の曹洞宗に接近した円宗に反発して一部の僧侶が「朝鮮仏教は臨済宗」と主張。臨済宗臨時宗務院が松広寺に置かれ、同年秋には梵魚寺に移された。
参考文献
- 泊勝美 1980年(昭和55年)『韓国古寺発掘』ロッコウブックス