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檀王法林寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月3日 (土)
檀王法林寺(だんのう・ほうりんじ)は京都府京都市左京区法林寺門前町にある浄土宗寺院。袋中旧跡。本尊の阿弥陀如来像は蓮華蔵院の旧仏という(坊目誌)。山号は朝陽山。(参考:同名寺院法林寺)
歴史
1611年(慶長16年)、袋中が創建。了慧道光の開いた京都・悟真寺を旧地に復興させたものと位置付けられている。 袋中は華厳経に登場する主夜神を感得し、鎮守神として祀り信仰を集めた。 2世の良仙団王が寺観を整えた。檀王の称はその名に因むともいう。 1750年(寛延3年)本堂再建。(『国史大辞典』、『日本歴史地名大系』)
伽藍
- 本堂:1750年(寛延3年)再建。
- 主夜神堂:廃絶。西門は本来、主夜神堂の正面に当たるように建てられていた。
- 加茂大神宮:下鴨神社が鴨川の増水で流出して流れ着き祀られたものと伝える。現在は龍神として祀られている。
- 清光院:池大雅が寓居した。廃絶。
- 利生院:1873年(明治6年)愛知県に移転。
- 檀王法林寺官修墳墓:高橋俊〓の墓。現存不詳。官修墳墓。