ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

真宗大谷派新井別院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年6月4日 (土)

移動: 案内, 検索

真宗大谷派新井別院(しんしゅうおおたには・あらい・べついん)は、新潟県妙高市にある真宗大谷派別院

貞享年間(1684-1687)、新井願生寺と高田浄興寺の間で宗義論争が起きた。願生寺は磯部六寺の一つで、越後一円と信濃北部に末寺を持つ有力寺院だった。願生寺の国外追放で決着が付いたが、信越地域の門徒の動揺は大きかった。そこで事態を重く見た東本願寺16代の一如は、「異安心」の取り締まりのため、貞享2年(1685)願生寺跡地に新井掛所を設置した。新井御坊とも呼ばれる。たびたび再建を繰り返し、明治12年(1979)に仮堂建立。28年(1895)に現在の本堂が造営された。仮堂も食堂として現存している。1956年、恵信尼公堂を建立。

当地の門徒が寛政10年(1798)の東本願寺再建に大きな功績があったことから、20代達如は再建を発願した19代乗如の黒衣の御影(黒衣御影)を下賜。これを記念してこの地域では農閑期となる豪雪期に「黒衣御影巡教」と称して各集落で法座が設けられている。

参考文献

  • 木場明志監修、2012『別院探訪』真宗大谷派宗務所出版部
http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%9C%9F%E5%AE%97%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E6%B4%BE%E6%96%B0%E4%BA%95%E5%88%A5%E9%99%A2」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール