筑後・三柱神社

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2018年10月7日 (日)

三柱神社（みはしら・じんじゃ）は福岡県柳川市三橋町高畑（筑後国山門郡）の柳川城跡にある霊社。領主奉斎神社。祭神は戸次道雪・立花宗茂・誾千代。立花鑑通・立花鑑寿・立花鑑賢・青柳・高橋鎮種を配祀。また八十臣神社を合祀。梅岳宮と唯一宮が合併して成立した。県社。柳川護国神社が隣接。（参考：同名神社三柱神社）

歴史

戸次道雪は1784年(天明4年)に梅岳霊神の神号を贈られ、柳川城内長久寺の梅岳宮に祀られた。 立花宗茂とその妻で道雪娘の誾千代は1820年(文政3年)にそれぞれ松陰霊神・瑞玉霊神の神号が贈られ、唯一宮に祀られた。 1823年(文政6年)1月、唯一宮は梅岳宮に合祀され、三柱宮（三柱神社）と称した。 1826年(文政9年)8月、現在地に新社殿が建てられ遷座した。1829年(文政12年)境内に立花宗茂の家臣を祀る八十臣霊社（八十臣神社）が建てられた。 1875年(明治8年)10月県社（神道史大辞典。日本歴史地名大系では1877年(明治10年)とする）。 2005年(平成17年)6月3日、放火で拝殿・唐門・回廊を焼失。

境内社として八十臣神社（本社に合祀）、水天宮・戸隠神社・加藤神社、道了神社、太郎稲荷神社・天満神社がある。

（神社ウェブサイト、日本歴史地名大系ほか）