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聖林寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年8月25日 (金)

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聖林寺(しょうりんじ)は、奈良県桜井市の多武峰の麓にある真言宗寺院。本尊は石地蔵。元は多武峰妙楽寺の一子院で、天台宗と真言宗の兼学だった。定慧が結んだ庵に起源するともいう。大神神社神宮寺であった大御輪寺の本尊を祀る。現在は真言宗室生寺派大神神社関連旧跡。遍照院。山号は霊恩山。

歴史

開山の定慧は藤原鎌足の子。和銅5年(712)、妙楽寺と共に聖林寺と開いたとされる。当初の本尊は薬師如来だったとい。妙楽寺は延暦寺の大和における一大拠点で、聖林寺も天台宗だった。承安3年(1173)、兵火で焼失。建久年間、平等寺慶円が阿弥陀如来を祀って復興。江戸時代、平等寺の性亮玄心が隠居として入り、平等寺遍照院を移して中興。さらに文春諦玄が入り、現在の本尊石造地蔵を造立。聖林寺の名はこの時に始まるという。以後、天台宗と真言宗(真言律宗)の兼学となった。

明治の神仏分離の時に三輪の真言律宗大御輪寺から十一面観音像が移された。 妙楽寺と大御輪寺は廃絶となったため、高野山東大寺に所属。のち東大寺単独の末寺となる。戦後、離脱して真言宗室生寺派となる。

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