ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
高崎・長谷寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年6月8日 (月)
長谷寺(ちょうこくじ)は、群馬県高崎市にある、観音信仰の天台修験寺院。坂東三十三所観音霊場の第15番札所。本尊は十一面観世音菩薩。金峯山修験本宗。白岩山長谷寺、白岩観音ともいう。
役行者が烏川の上流で天狗の出迎えを受け、鬼神を使って利根川より白岩を運ばせ、不動明王を祀ったという。あるいは、役行者のゆかりの地に残る柳を使って行基が十一面観音を彫ったともいう。または聖武天皇の勅命で、行基と徳道が創建したという。源義家、源頼朝、新田義貞の崇敬を受けた。武田信玄の兵火で焼失したが、信玄はすぐさま再建したという。現在の本堂は天正8年(1580)に無道が造営した。(『古寺名刹大辞典』)