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サールナート寺院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年3月14日 (火)

鹿野苑から転送)
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サールナート寺院
Sarnath
概要 初転法輪の地。
奉斎
所在地 インド共和国ウッタル・プラデーシュ州
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目次

概要

サールナートは、釈迦が初めて説法を行った初転法輪の地。四大聖地の一つ。鹿野苑ムリガダーバ。 インドの国旗にある獅子は、この地から発掘されたアショーカ王の石柱の獅子がモチーフである。

起源

釈迦はブッダガヤで悟りを開いた後、人々に説くには仏法は難解で、徒労に終わるだろうと思い、説くことをためらったが、梵天の度重なる勧めにより、教えを説くことにした。 まず釈迦は、修行を共にしていたが、釈迦が苦行を辞めたため離別した五比丘を訪ね、教えを説いた。五比丘は当初、教えを受けるのを拒んだが、釈迦は説得して教えを説いたところ、歓喜したという。

伽藍

  • ダルマラージカ・ストゥーパ跡:アショーカ王の八万四千塔の一つという。初転法輪の地。18世紀に破壊されたという。
  • 迎仏塔・チャウウカンディー・ストゥーパ:五比丘が釈迦を迎えたところという。1588年にアクバル帝が父フマユーン帝のサールナート訪問を記念して建てた塔がある。
  • ダメーク・ストゥーパ:6世紀のグプタ王朝の時代に建立。高さ30メートル[1]
  • ムルガンダ・クティ寺院:1931年、スリランカ大菩提会が建立。日本人画家の野生司香雪の仏伝壁画がある。

日本、チベット、中国、タイなど各国の寺院が周辺に創建されている。 日本寺院としては、日蓮宗日月山法輪寺がある。

画像

参考文献

脚注

  1. 『インド建築案内』
http://shinden.boo.jp/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%88%E5%AF%BA%E9%99%A2」より作成

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