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月待信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年4月9日 (木)
(三夜待から転送)
月待は月の満ち欠けに伴い、月の出を待ち、月を祀る信仰。日待も参照。 祭神・本尊は様々で、勢至菩薩、阿弥陀三尊、観音菩薩、月光菩薩、月天子、月読尊など。 起源は不詳。三日月待・十六夜待・十七夜待・十九夜待・二十二夜待・二十三夜待・二十六夜待などがあったが、特に二十三夜待が盛んだった。
目次 |
信仰
十九夜待
観音菩薩を祀ることが多かった。
二十三夜待
1月、5月、9月が重視された。 祭事は二十三夜待、二十三夜講、三夜供養、三夜様とも呼ばれた。 11月23日のものは特に大師講と呼ばれた。
一覧
二十三夜塔や二十三夜堂が各地に建てられた。ほとんどは小規模なもの。
- 桂岸寺:茨城県水戸市。本尊は勢至菩薩。真言宗豊山派。
- 賢聖院:宮城県仙台市青葉区北目町。本尊は勢至菩薩。天台宗延暦寺派。
- 調神社:埼玉県さいたま市。
- 伊達二十三夜塔群:新潟県十日町市伊達。幕末に市村家などが建てた102基の石碑があった。廃絶か。