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天野信仰

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年8月26日 (日)

丹生津姫命から転送)
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天野明神(あまの・みょうじん)は、高野山の地主神・鎮守神。丹生都比売(にうつひめ)と言い、総本社は丹生都比売神社天野大社)。丹生明神。子の狩場明神高野明神)、厳島明神気比明神と共に祀られることが多く、丹生高野明神天野四所明神、単に四所明神とも呼ばれる。比叡山地主神の日吉神と同じく山王とも呼ばれるが、壇上伽藍にある山王院という名に使われるくらいで、あまり一般的でない。

一覧

遷座旧跡

『丹生大明神告門』などに遷座した旧跡が記される。1398年(応永5年)の写本が現存。

  • 管川藤代之峯:和歌山県伊都郡高野町上筒香。『播磨国風土記』で最初に祀られたところとする。上筒香・丹生神社
  • 伊都郡奄太村:『丹生大明神告門』で最初の鎮座地。
  • 丹生川上神社:『丹生大明神告門』で奄太から遷る。
  • 十市郡
  • 高取・大仁保神社:奈良県高市郡高取町丹生谷。『丹生大明神告門』の「巨勢丹生」か。国史見在社。村社。
  • 丹生川神社:奈良県五條市丹原町。『丹生大明神告門』の「布々岐丹生」か。官社。村社。
  • 紀伊・丹生神社:和歌山県紀の川市上丹生谷。赤穂山の布気から移る?『丹生大明神告門』に登場?本山大神宮とも麓四社明神とも。村社。粉河寺鎮守の粉河産土神社の元宮。
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