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乃木希典旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月13日 (金)
(乃木希典から転送)
乃木希典は近代の陸軍軍人。軍人奉斎神社を参照。
一覧
- 室蘭・乃木神社:北海道室蘭市御前水町。御傘山神社内。祭神は乃木希典・乃木静子・乃木勝典・乃木保典。
- 函館・乃木神社:北海道函館市乃木町。東京乃木神社の函館分社となった。1916年(大正5年)の創建。
- 青森・乃木神社:青森県青森市長島。青森・広田神社内。小祠。1933年(昭和8年)の創建。
- 栃木・乃木神社:栃木県那須塩原市石林。県社。1916年(大正5年)創建。
- 秩父・乃木神社:埼玉県飯能市坂石。秩父御嶽神社内。
- 東京・乃木神社:東京都港区赤坂。府社。別表神社。乃木希典が殉死した邸宅跡に鎮座する。1923年(大正12年)創建。摂社に正松神社がある。
- 世田谷・乃木神社:東京都世田谷区世田谷。玉木家邸の邸内社とみられる。乃木家断絶のため、玉木家が乃木家と玉木家の両家の祖先の霊を祀った。9月13日の祭典には一般参拝者に開放した。旧社殿は世田谷八幡宮内の世田谷招魂社社殿(1956年(昭和31年))として現存する。(1927世田谷駒沢名勝史蹟誌[1]、世田谷招魂社境内由緒書)
- 豊橋・乃木神社:愛知県豊橋市東田町。八雲ケ岡。1912年(大正1年)9月13日に衣ケ浦湾内の大島に奉祀した。1920年(大正9年)4月、八雲ケ岡に遷座。1918年(大正7年)3月25日、乃木希典甥の玉木正之が「神霊」として短刀を奉納した。現存不詳。
(1932豊橋市郷土教育資料[2])
- 沙沙貴神社権殿:滋賀県近江八幡市安土町常楽寺。乃木夫妻を合祀。
- 京都・乃木神社:京都府京都市伏見区桃山町板倉周防。府社。1916年(大正5年)創建。明治天皇陵に隣接。
- (尾道乃木神社):広島県尾道市美ノ郷町三成才原の乃木山にある石像。神社と呼ばれるが社殿はない。
- 山口・乃木神社:山口県下関市長府宮の内町。県社。1920年(大正9年)創建。
- 香川・乃木神社:香川県善通寺市文京町。香川県護国神社併設。1935年(昭和10年)創建。
- 朝鮮・乃木神社:(朝鮮京畿道京城府倭城台町)。京城神社摂社。
愛知県豊川市御油町、石川県金沢市、福井県敦賀市、富山県富山市八ツ尾にもあったというが不詳。(1927世田谷駒沢名勝史蹟誌[3])
年譜
- 1849年(嘉永2年)11月11日:乃木希典、江戸で誕生。
- 1858年(安政5年):乃木一家、長府へ帰る。
- 1864年(元治1年):玉木文之進の門に入る。
- 1865年(慶応1年)9月:明倫館に入学。
- 1871年(明治4年):陸軍歩兵少佐
- 1877年(明治10年):西南戦争。軍旗をなくす。
- 1878年(明治11年)8月:静子と結婚
- 1879年(明治12年)8月:長男・勝典誕生
- 1879年(明治12年)11月:乃木邸、現在地へ。
- 1881年(明治14年)12月:次男・保典誕生
- 1886年(明治19年):ドイツ留学へ
- 1892年(明治25年):那須野別邸を建てる。
- 1894年(明治27年):日清戦争
- 1895年(明治28年):陸軍中将
- 1896年(明治29年):台湾総督
- 1898年(明治31年):第11師団長
- 1902年(明治35年):乃木邸、改築。
- 1904年(明治37年):日露戦争
- 1904年(明治37年):陸軍大将
- 1905年(明治38年)1月1日:旅順陥落
- 1905年(明治38年)1月5日:乃木・ステッセル会談
- 1906年(明治39年):軍事参議官
- 1907年(明治40年)1月31日:学習院院長
- 1912年(大正1年)7月30日:明治天皇、崩御。
- 1912年(大正1年)9月13日:20時頃、乃木希典・静子、殉死。
年表
- 1912年(大正1年)9月18日:乃木希典、葬儀
- 1913年(大正2年):阪谷芳郎東京市長ら、中央乃木会を結成。乃木邸内に中野別邸から小祠を移し、夫妻の御霊を祀る。
- 1914年(大正3年):山口県の郷里に乃木記念会結成。
- 1914年(大正3年)2月ごろ:善通寺町の有志が乃木将軍遺蹟会を設立。
- 1915年(大正4年)6月:那須乃木神社、創建に先立ち県社となる。
- 1916年(大正5年)9月:京都乃木神社、創建。 京阪電鉄社長だった村野山人の主唱による。
- 1916年(大正5年):函館乃木神社、創建。
- 1916年(大正5年)3月6日:那須乃木神社、社殿竣工。
- 1916年(大正5年)4月13日:那須乃木神社、鎮座
- 1916年(大正5年)11月3日:贈正二位。青山墓地へ策命使の参向
- 1917年(大正6年)11月:中央乃木会、財団法人となる。
- 1918年(大正7年)2月8日:那須乃木神社に静子を合祀。
- 1919年(大正8年):京都乃木神社、乃木静子を祀る静魂神社を創建。
- 1919年(大正8年):長府乃木神社、創建。(1920年(大正9年)とも)
- 1919年(大正8年)3月3日:東京乃木神社、創建申請。
- 1919年(大正8年)5月8日:東京乃木神社、創建許可
- 1919年(大正8年)5月25日:東京乃木神社、旧乃木邸の隣地(木戸侯爵邸の一部及民地)を購入し、鎮座の地(現在地)とする。
- 1920年(大正9年)2月:長府乃木神社、県社列格。
- 1922年(大正11年)7月:宮内省より5000円下賜
- 1923年(大正12年)11月:京都乃木神社、府社に列格。
- 1923年(大正12年)11月1日:東京乃木神社、鎮座祭。摂政宮(のちの昭和天皇)、御菓子料下賜
- 1924年(大正13年)8月29日:東京乃木神社、府社に列格。
- 1926年(昭和1年):中央乃木会、公益団体となる。
- 1928年(昭和3年)12月頃:陸軍関係者を中心に四国乃木会が発足。
- 1932年(昭和7年)5月10日:広島県尾道市美ノ郷町三成才原の乃木山に「乃木神社」と称する乃木希典石像を建立。
- 1932年(昭和7年)9月13日:東京乃木神社、鎮座10年祭斎行、昭和天皇、御菓子料下賜
- 1933年(昭和8年):青森県青森市長島の広田神社に小祠として乃木神社創建。
- 1934年(昭和9年):京城神社に朝鮮乃木神社を創建。
- 1936年(昭和11年)3月:四国乃木会から内務省に乃木神社創立申請書提出。
- 1937年(昭和12年)5月3日:四国乃木神社、創建
- 1938年(昭和13年)11月7日:四国乃木神社の隣接地に香川県護国神社を創建。
- 1941年(昭和16年):東京乃木神社、別格官幣社昇格を申請。1942年(昭和17年)にも。
- 1943年(昭和18年)10月29日:東京乃木神社、鎮座20年祭斎行、天皇より御菓子料下賜
- 1944年(昭和19年)6月1日:東京乃木神社、別格官幣社昇格を申請。東京都長官へ。「内諾を得」ていたという。
- 1945年(昭和20年)5月25日:大空襲で東京乃木神社社殿焼失。
- 1946年(昭和21年)秋:讃岐先賢堂を遷座して四国乃木神社に合祀。
- 1948年(昭和23年):東京乃木神社、仮本殿、造営。
- 1951年(昭和26年)10月1日:東京乃木神社、儀式殿、竣工。
- 1952年(昭和27年):東京乃木神社、戦災復興奉賛会を設立。
- 1962年(昭和37年):長府乃木神社に静子合祀
- 1962年(昭和37年)9月13日:東京乃木神社、復興。祭神50年祭。昭和天皇、祭粢料下賜。
- 1962年(昭和37年)12月22日:東京乃木神社、境内に赤坂王子稲荷神社を勧請。
- 1963年(昭和38年):乃木神社崇敬会を組織
- 1963年(昭和38年)1月22日:東京乃木神社、境内に正松神社を創建。
- 1964年(昭和39年)10月3日:函館乃木神社、東京乃木神社の分社となる。
- 1966年(昭和41年):「乃木希典那須野旧宅」、栃木県史跡。
- 1968年(昭和43年)2月11日:東京乃木神社、乃木会館、竣工
- 1969年(昭和44年)4月18日:乃木神社洗心会を組織
- 1972年(昭和47年):乃木神社崇敬会、洗心会を合体し中央乃木会設立。
- 1973年(昭和48年)11月:東京乃木神社、鎮座50年祭
- 1983年(昭和58年)11月:東京乃木神社、鎮座60年祭。社務所・宝物殿・儀式殿・武道場、竣工。
- 1989年(平成1年)11月:東京乃木神社摂社正松神社、仮殿遷座祭。改修工事のため。
- 1990年(平成2年)9月:東京乃木神社摂社正松神社、本殿遷座祭。
- 1990年(平成2年)10月28日:「乃木希典那須野旧宅」、放火により焼失。
- 1990年(平成2年)11月:東京乃木神社、御大典奉祝大祭を斎行 (舞楽「乃木の舞」を製作)
- 1993年(平成5年)3月:「乃木希典那須野旧宅」、再建。
- 2002年(平成14年):函館乃木神社鎮座85年にあわせ拝殿竣工
- 2006年(平成18年):京都乃木神社、乃木静子神霊を静魂神社から本社に合祀。
- 2012年(平成24年):100年祭