ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
山城・法輪寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年5月22日 (月)
(京都・法輪寺から転送)
法輪寺(ほうりんじ)は、京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町の嵐山にある虚空蔵信仰の真言宗寺院。真言宗五智教団。嵯峨虚空蔵。近世に松尾大社別当を務めたというが不詳(『日本歴史地名大系』)。近代には真言宗御室派だった。戦後離脱。松尾大社関連旧跡。山号は木上山、日照山、智福山。(参考:同名寺院法輪寺_(同名))
歴史
- 713年(和銅6年):元明天皇の勅願で行基が創建。
- 829年(天長6年):空海の教示により道昌が中興。葛井寺(かどいでら)を法輪寺に改称。
- 874年(貞観16年):伽藍を整備
- 天慶年間:空也が参籠。常行堂を建立。
- 1206年(建永1年)3月22日:後鳥羽上皇が参籠。百錬抄
- 1467年(応仁1年):応仁の乱で焼失。
- 1597年(慶長2年)10月24日:後陽成天皇、別当恭畏に再興勧進の綸旨。
- 1598年(慶長3年):勅会開帳
- 1602年(慶長7年):勧進と前田家の寄進で諸堂を再建。後陽成天皇、「智福山」号を下賜。
- 1606年(慶長11年)9月:落慶
- 元和年間:禅宥が別当となる。以後、広沢流。
- 1693年(元禄6年)10月:桂昌院の帰依により徳川綱吉、寺領50石を寄進
- 1743年(寛保3年):堂舎の破損のため幕府が諸大名諸旗本に勧進。
- 天保年間:広隆寺別当を兼務
- 1864年(元治1年)7月19日:禁門の変の兵火で焼失。
- 1884年(明治17年):本堂再建
- 1914年(大正3年):客殿庫裏など再建。
- 1956年(昭和31年):電電宮創建
- 1969年(昭和44年):電電宮再建
(日本歴史地名大系ほか)