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仏塔信仰

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年11月19日 (日)

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仏塔は、舎利や経典を奉安する仏教施設舎利信仰も参照。戒壇院の本尊や日蓮宗の本尊では、塔とともに釈迦如来多宝如来を祭る。


種類

  • 宝篋印塔
  • 宝塔
  • 多宝塔
  • 層塔
    • 三重塔
    • 五重塔
    • 七重塔
    • 十三重塔
  • 無縫塔・卵塔
  • 五輪塔
  • 国東塔
  • 板碑
  • 碑伝
  • 卒塔婆:塔婆とも。卒塔婆はストゥーパの音写だが、日本では特殊な意味で使われている。追善や逆修のために墳墓などに立てられる。板状や柱状。木造が基本だが、石造のものもある。古くは『兵範記』『平家物語』に記述があり、『一遍聖絵』『餓鬼草子』などの古絵図に描かれる。現在では五輪塔を象った形状が多いが、板碑型のもの、笠塔婆型のものもある。形の違いの意味や変遷は明らかでない。また特殊なものに大型の板状の塔婆に仏像を描く絵塔婆がある。室町時代後期から江戸時代初期まで作られた。また大型の柱状の塔婆49本で墓塔を囲む塔婆堂の例がある。これは現在でも作られることがある。高貴寺には空海筆と伝える卒塔婆が、高野山龍光院には覚鑁筆と伝える卒塔婆が現存するという。納骨塔婆は小型の五輪塔卒塔婆に穴を開け、故人の骨片を納めたもの。堂内の長押などに直接打ち付けて納骨した。『大乗院寺社雑事記』に一条兼良の骨を元興寺極楽坊に納めた時の記述がある。現代でも会津八葉寺で行われているという。(元興寺文化財研究所編2002『中世庶民信仰資料』)
  • 笠塔婆
  • 相輪塔
  • 瓶塔
  • 宝珠
  • 雲首塔
  • 題目塔
  • 名号塔
  • 百万塔:称徳天皇の例が有名。
  • 泥塔

その他

大型仏塔

  • 相国寺七重塔:高さ109m。1399年
  • 法勝寺八角九重塔:高さ81m。1081年
  • 東寺五重塔:高さ56m。1644年。
  • 興福寺五重塔:高さ50m。1426年。
  • 醍醐寺五重塔:高さ42m。951年。
  • 法隆寺五重塔:32m。飛鳥時代。
  • 清水寺三重塔:32m。1632年。
  • 瑠璃光寺五重塔:31m。1442
  • 羽黒山五重塔:30m。1372
  • 明王院五重塔:29 1348
  • 海住山寺五重塔:18m 1214
  • 室生寺五重塔:16m 平安時代
http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%BB%8F%E5%A1%94%E4%BF%A1%E4%BB%B0」より作成

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