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伊勢・欣浄寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年1月11日 (木)

伊勢欣浄寺から転送)
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本堂(焼失前)

欣浄寺(ごんじょうじ)は、三重県伊勢市一之木(伊勢国度会郡)にある法然ゆかりの浄土宗寺院。本尊は阿弥陀如来日の丸名号がある。法然上人二十五霊場の第12番札所。伊勢神宮関連旧跡。(参考:同名寺院欣浄寺

歴史

  • 法然が神宮に百日参籠して道心堅固を祈念したところ、神前に日輪が示現し、その中に「南無阿弥陀仏」の名号が現れたという。名体不離、同体大悲の理を表すという。のち、旧家の宝庫に蔵されていたところ、炎上したとき、名号が空に飛び上がり、大木の枝に引っかかったので、それを供養するための寺院を建てた。1540年(天文9年)創建。寛文の大火で焼失。越坂に移転。1702年(元禄15年)、京都江戸などで出開帳を行った。1869年(明治2年)に廃絶し、本尊什宝は知恩院に遷されたが、壱誉学翁(河鍋暁斎の門人でもあるという)が霊場の廃絶を嘆いて本山や当局と交渉。1882年(明治15年)、常明寺境内に仏堂を建立。1889年(明治22年)に大法要を執行。1917年(大正6年)に現在地に移転した。2021年(令和3年)7月8日焼失。再建はされていない。(『宇治山田市史』ほか)


資料

  • 『勢州山田欣浄寺縁起』:1617年(元和3年)
http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E3%83%BB%E6%AC%A3%E6%B5%84%E5%AF%BA」より作成

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