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伯耆・安養寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年9月17日 (木)
安養寺(あんようじ)は、鳥取県米子市にある、後醍醐天皇の第27皇女瓊子内親王が創建した時宗寺院。会見山。治定の皇女墓所がある。(参考:同名寺院安養寺)
内親王は、隠岐に流される後醍醐天皇を追って、出雲国美保関まで来たが捕まり、伯耆国車尾(くずお)に軟禁される。ここで、遊行寺5世安国(6世一鎮とも)に帰依し、出家して安養尼と名乗った。その後、父帝が京都に帰還しても戻らなかった。南朝元弘2年(1332、北朝正慶元年)、後醍醐天皇は京都から阿弥陀如来像、仏舎利を送り、土地を寄進させて、寺院としたという。境内に治定の瓊子内親王墓がある。(金岡秀友、昭和56『古寺名刹大辞典』)