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観音信仰

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年5月27日 (日)

十一面千手観音から転送)
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目次

概要

観音菩薩(かんのん・ぼさつ)は、慈悲の徳目に象徴される菩薩。大乗仏教では、インド、チベット、ネパール、中国、日本と国を問わず、もっとも信仰された菩薩である。ダライ・ラマは観音菩薩の化身とされる。観世音菩薩観自在菩薩大悲菩薩補陀大士観音大士救世円通円通大士弘誓菩薩施無畏者大慈大悲

日本では、数え切れないほど多くの観音寺院があるが、中でも東大寺二月堂清水寺長谷寺浅草寺が代表的な寺院である。 奉安する堂を観音堂大悲閣などと呼ぶ。

歴史

信仰

異形

  • 聖観音(正観音)
  • 千手観音:大悲観音
  • 千手千眼観音
  • 十一面観音
  • 救世観音
  • 水月観音
  • 如意輪観音
  • 不空羂索観音(鹿皮観音)
  • 准テイ観音:准テイ仏母ともいい、仏母尊ともされる。
  • 馬頭観音:馬頭明王ともいい、明王ともされる。
  • 魚藍観音
  • 楊柳観音
  • 白衣観音:仏母尊ともされる。
  • 百済観音
  • 夢違観音


人物

日本

  • 聖徳太子(574-622):法隆寺夢殿の救世観音は太子の姿を写したものという。墓所の叡福寺も如意輪観音を本尊とする。
  • 法道(生没年不詳):観音信仰をインドから伝えたという。
  • 土師真中知命(生没年不詳):浅草寺開基。
  • 檜前浜成命(生没年不詳):浅草寺開基。
  • 檜前武成命(生没年不詳):浅草寺開基。
  • 徳道(656-?):長谷寺開山。
  • 光明皇后(701-760):法華寺開基。後世、観音の化身とみなされた。
  • 実忠(726-?):東大寺二月堂(観音堂)の修二会を始める。
  • 中将姫:観音の力を借りて当麻曼荼羅を編む。
  • 坂上田村麻呂(758-811):清水寺創建。
  • 慧萼(生没年不詳):日本の僧侶だが、中国普陀山に観音霊場を開く。
  • 菅原道真(845-903):観音の化身とされた。
  • 性空(910-1007):花山院の帰依を受ける。円教寺、霧島山などを開く。秩父霊場を開いたという伝説も。
  • 仏眼(生没年不詳):石川寺(叡福寺)の僧。花山院の先達を務め、西国霊場を復興したという。
  • 良源(912-985):観音の化身とされる。元三大師。
  • 花山天皇(968-1008):西国三十三所観音霊場を復興。
  • 瑩山紹瑾(1268-1325):観音の申し子と言われる。曹洞宗総持寺開山。

中国

  • 宝誌(418/425-514):神異僧。十一面観音の化身とされた。
  • 僧伽(?-710):西域から来た神異僧。観音の化身とされた。

チベット

  • ソンツェンガンポ王(581?-649):古代チベットを統一した吐蕃王。観音の化身。
  • 歴代ダライラマ:観音菩薩の化身。

系譜・霊場

観音寺」や「円通大士」の別名に基づく「円通寺」などの名称の寺院が多い。

主な観音寺院

日本

チベット

中国

教団

http://shinden.boo.jp/wiki/%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E4%BF%A1%E4%BB%B0」より作成

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