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十輪院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年4月30日 (月)

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十輪院(じゅうりんいん)は、奈良県奈良市十輪院町にある真言宗寺院。本尊は地蔵菩薩の石仏。元興寺の一院が起源とされ、元正天皇の勅願、朝野魚養の開基と伝える。真言宗醍醐派。山号は雨宝山。

歴史

霊亀元年(715)、元正天皇の勅願、朝野魚養を開基として創建したとする説の他、空海聖宝の創建の説もある。 類例の少ない石仏龕を中心とする。花崗岩切石製で、高さ2.3m、幅3m、奥行2.5m。奥壁に地蔵菩薩を彫り、左右の側壁には十王を配する。引導石とよばれる平石が置かれ、葬儀を行う場だったらしい。 鎌倉時代前期、石仏龕を覆い、礼拝のための礼堂として現在の本堂が建てられた。本堂は灌頂堂とも呼ばれた。1283年成立の『沙石集』にも南都の地蔵信仰の霊場として近くの福智院と共に記述がある。十輪院の名称は『地蔵十輪経』(玄奘訳)に基づくという(地蔵信仰の同名寺院は多い)。境内には本堂の他、御影堂、不動堂、朝野魚養の墓と伝える魚養塚などがある。鎌倉時代に作られた、春日曼荼羅や愛染明王曼荼羅を刻した石も珍しい。東京国立博物館には鎌倉時代の校倉造の経蔵が明治に移築され現存。

(国史大辞典、日本歴史地名大系、日本大百科全書、世界大百科事典)

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