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慈敬寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年11月4日 (水)
(堅田御坊から転送)
慈敬寺(じきょうじ)は、近江国滋賀郡堅田(滋賀県大津市本堅田)にあった浄土真宗の御坊寺院。院家寺院でもある。蓮如が創建。堅田御坊、新在家御坊と呼ばれた。称徳寺・本法寺とも称したという。堅田慈敬寺。
歴史
1477年、堅田門徒の拠点だった本福寺が母体となって建立し、本願寺に献上したのが始まり。本福寺の東にある現在の光徳寺の地にあったともいう。 1471年、蓮如が建てた小堂を起源とする伝承もある。 1494年、蓮如の子の蓮淳が入り、本福寺の影響力を排除して湖西地域の門徒支配の再編成の拠点となった。 この時期には本法寺と称した。 1503年または1506年、本願寺実如から称徳寺の名を与えられた。 のち本願寺証如から慈敬寺の名を与えられた。 1560年、院家寺院に列する。
高島郡に移り、西本願寺末の黒谷・慈敬寺と東本願寺末の鴨・慈敬寺に分かれた。 江戸にも小日向・本法寺が後身寺院として建てられたという。