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天理・三島神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年3月20日 (水)
三島神社は奈良県天理市三島町にある神社。天理教(天理教系信仰)教祖中山みきが嫁いだ庄屋敷村の氏神。石上神宮、三島大社、春日大社の分社。元は天理教教会本部神殿に隣接していた。祭神は「布留御魂神・大山祇神・天児屋根命」。
1828年(文政11年)、中山みきが隣家から預かった乳児が天然痘にかかったとき、平癒祈願に「百日のはだし詣り」をした氏神(『教祖伝』)というのが当社という。「天理教教祖伝史実校訂本」には春日神社といい、また布留社だとする資料もあるが、1871年(明治4年)から1919年(大正8年)まで春日神社と称し、また布留神も祀ることから、いずれも当社のことと思われる。そばに鏡池という池があった。教祖100年祭にむけて1988年(昭和63年)、天理教教会本部の施設建設のため現在地に遷座した。のち鏡池も埋め立てられた。