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宇佐・極楽寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年5月7日 (日)

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神仏習合説に基づく「御正体」を模したモニュメントが、神祇不拝を主張し、神仏習合説を教義的に否定する浄土真宗寺院に設けられているのは興味深い。御正体は宇佐神宮の大弐堂(法華三昧堂)に掲げられていたもので、同堂本尊の阿弥陀如来像と共に極楽寺に移された。
弥勒如来(宇佐神宮神宮寺の弥勒寺講堂の旧本尊)

極楽寺(ごくらくじ)は、大分県宇佐市南宇佐にある浄土真宗寺院。宇佐八幡宮関連旧跡浄土真宗本願寺派宇佐神宮の神仏分離の時に弥勒寺講堂本尊の弥勒如来像が移された。山号は金蓮山。(参考:同名寺院極楽寺


創建不詳。大尾山北麓に「極楽寺」という字が残り、発祥の地とみられる。江戸時代中期までに一度廃絶。宝暦3年に本願寺四日市別院に寄進された仏像は極楽寺の旧仏という。 幕末の文久2年(1862)に、国東翻迷が上町に再興。明治初年の神仏分離の時に、弥勒寺講堂本尊の弥勒如来像や、宇佐八幡宮池大弐堂の阿弥陀如来像や大弐堂の御正体などが移された。江戸時代、空念という僧が宇佐八幡宮に奉納した「髪繍浄土曼陀羅」も伝わる。明治27年、字寺家に移転。昭和7年、宇佐神宮の昭和大造営に伴い、現在地に移転した。(日本歴史地名大系)

  • 『髪繍浄土曼荼羅略縁起』[1]
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