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山城・宝菩提院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年9月8日 (土)
宝菩提院(ほうこんごういん)は京都府京都市西京区大原野南春日町にある天台宗寺院。本尊は如意輪観音。元は京都府向日市寺戸にあった。願徳寺とも称す。山号は仏華林山。(参考:同名寺院宝菩提院)
歴史
出土物から白鳳時代の創建とみられる。持統天皇の創建と伝える。中世に澄豪が京都小川(東山区粟田口周辺)にあった小川殿(宝菩提院)を移して中興。天台密教西山流の拠点となる。金剛輪寺に宝菩提院列祖画像があったが焼失。澄豪を2世として、豪鎮、厳豪、豪喜、豪宗、豪恵、豪憲、豪視(1510年(永正7年)死去)と継承された。澄豪は師の忠快を1世としたか。1469年(文明1年)戦乱で焼失。
明治に府道建設で曹洞宗慶昌院から巨大な塔心礎が出土。1966年(昭和41年)頃、旧本堂の南100mのところから大量の古代瓦が見つかった。1973年(昭和48年)、向日市寺戸から西京区に移転。(日本歴史地名大系)