幡随院

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2023年11月12日 (日)

幡随院（ばんずいいん）は、東京都小金井市前原町にある浄土宗寺院。旧檀林寺院で関東十八檀林の一つ。香衣檀林。浄土宗単立。下谷幡随院。浅草幡随院。寺号は新知恩寺。山号は神田山。（参考：同名寺院知恩寺_(同名)）

歴史

• 1603年(慶長8年)：知恩寺33世の幡随意（1542-1615）が江戸下向した時、徳川家康から神田駿河台に寺地を与えられて創建。1610年(慶長15年)のことともいう。
• 1615年(元和1年)：この頃には檀林に数えられていたという。
• 1617年(元和3年)：湯島天神坂下（文京区湯島4丁目付近）に移転。庭瀬藩上屋敷辺りにあった。
• 1657年(明暦3年)：明暦の大火で焼失。
• 1659年(万治2年)：浅草神吉町（台東区東上野5丁目付近）に移転。
• 1660年(万治3年)10月：朱印地50石を賜る。
• 1772年(安永1年)：明和の大火で焼失。関通らが再建に尽力。
• 1818年(文政1年)：この頃、学寮9、子院5があった。
• 1841年(天保12年)：類焼。
• 1923年(大正12年)：関東大震災で焼失。
• 1931年(昭和6年)：焼失。
• 1932年(昭和7年)：小金井市前原町の現在地に移転。
• 1944年(昭和19年)：再建。
• 1962年(昭和37年)：単立寺院となる。

（国史大辞典ほか）

子院

• 光旭院：向旭院？
• 源凉院：源良院？
• 恵眼院：
• 知日院：智白院？
• 正立院：正龍院？
• 薬師堂：
• 念仏堂：

（政教中正論、日本歴史地名大系）

学寮

• 円成寮
• 霊音寮
• 法珠寮
• 明察寮
• 亮雄寮
• 典鏡寮
• 忍頂寮
• 大元寮
• 際道寮

画像