出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2016年6月25日 (土)
概要
弥勒菩薩(みろく・ぼさつ)は、釈迦入滅後、56億7千万年後に如来として現世に出現するとされる救世主。現在は兜率天で修行中。インドよりも西アジアや中央アジアなどのシルクロードで信仰される。唯識曼荼羅の本尊。周(唐)の則天武后は自らを弥勒菩薩に擬した。弥勒如来、弥勒仏、慈氏菩薩、慈氏尊、慈尊、阿逸多、未来仏、後仏ともいう。弥勒菩薩を本尊とする法要は、弥勒会、龍華会という。
歴史
ミトラ神と同一起源ともいう。
系譜
人物
- 大迦葉:仏陀の遺品を預かり、インド・鶏足山で弥勒の降臨を待っているという。
- 則天武后:『大雲経』を作り、自らを弥勒の化身となぞらえたという。
- 明恵:高山寺
- 貞慶:笠置寺
参考文献
脚注