ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
成恩寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年9月1日 (土)
成恩寺(じょうおんじ)は山城国乙訓郡(京都府乙訓郡大山崎町大山崎)にあった天台宗寺院。延暦寺妙香院の別院だった。のち臨済宗となり、明治に大阪に移転し、東福寺大阪別院となる。
歴史
当初は西願寺と称した。1228年(安貞2年)の太政官符に妙香院の別院として記載されている。妙香院の良快は西願寺を九条良平に譲渡。九条良平は伽藍を整備し、藤原氏の歴代の影像を祀り、成恩寺と改称した。しかし良平は寛喜年間、京都九条に移転。成恩院と改称した。しかし、その後廃絶したらしい。一条実経が臨済宗寺院として再び山崎の地に再建(東福寺大阪別院を参照)。(日本歴史地名大系)