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本願寺四日市別院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年5月3日 (水)
本願寺四日市別院(ほんがんじ・よっかいち・べついん)は、大分県宇佐市四日市にある浄土真宗寺院。西本願寺の別院・御坊。浄土真宗本願寺派。寺号は正明寺。(参考:同名寺院四日市別院)
歴史
寺内の争いから東本願寺末と西本願寺末の間の紛争に拡大した真勝寺騒動は、1743年(寛保3年)の寺社奉行の判決で、東本願寺の四日市別院を成立させた。本山の意向も受けて西本願寺の末寺も対抗して別院の創建を図った。川部村正明寺(大分県宇佐市川部)を四日市村に移転させ、その後別院に昇格させる計画だったが、寺社奉行から取り消しを命じられた。幕府に呼び出された正明寺住職の香雲と子の慈忍は江戸で没した。その後嘆願を続けたことで寺社奉行の許可を得た。1747年(延享4年)、四日市御兼帯所護念山正明寺となった。1766年(明和3年)本堂竣工。1859年(安政6年)再建。 (日本歴史地名大系)