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本涌寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年5月25日 (土)
(松崎檀林から転送)
本涌寺(ほんゆうじ)は、京都府京都市左京区松ケ崎堀町にあった日蓮宗寺院。かつての檀林の一つで松ケ崎檀林と呼ばれた。合併して京都・涌泉寺となる。山号は松崎山。
歴史
1574年(天正2年)教蔵院日生が創建。立本寺末。現在の涌泉寺本堂は本涌寺講堂として1654年(承応3年)に造営したもので、東福門院御所造営の余材を使ったという。鎮守、開山堂、妙見堂などがあった。檀林は1876年(明治9年)まで続いた。 1918年(大正7年)5月14日、小学校拡張で立ち退きとなった松ケ崎・妙泉寺を併合して涌泉寺となる。 (日本歴史地名大系ほか)
組織
歴代化主
- 教蔵院日生(1553-1595):立本寺10世。立本寺8世日経の弟子。飯高檀林化主。
- 本覚院日陽(?-1598):清須法華寺5世。織田信長の帰依を得た。安土宗論で日蓮宗が負けて久遠寺と本圀寺を解体しようという危機の中、信長に諫言してこれを防いだという。1598年(慶長3年)死去。
- 円通院日純():大立寺開山。
- 本覚院日英(1584-1647):戒律を重視した。鳴滝三宝寺2世。立本寺貫首。
- 正善院日通(1621-1701):立本寺23世。宝塔寺12世。
- 観樹院日空(1625-1693):妙顕寺17世。妙覚寺29世。六条11世。中村檀林18世。冠山檀林4世。
- 南無院日妙(1638-1710):妙顕寺22世。
- 寂如院日〓(1640-1701):立本寺貫首。小湊21世。
- 興正院日意():中山36世。頂妙寺13世。
- 98晃見院日啓(1714-1774):立本寺37世。六条104世。松崎98世。
- 182頂珠院日選(1744-1819):日明とも。京都・本法寺40世。中山90世。六条154世。松崎182世。中村187世。鷹峰200世。