出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年10月28日 (水)
枕石寺(ちんせきじ)は、茨城県常陸太田市にある二十四輩入西房ゆかりの浄土真宗寺院。日野頼秋の屋敷に、建暦2年(1212)、一夜の宿を請う僧が訪れたがそれが親鸞だったという。 一度追い出すが、観音菩薩が霊夢に現れ、その僧は阿弥陀如来の化身と告げた。見てみると石を枕に念仏を唱えている親鸞がいたので後悔して帰依し、入西房と称したという。これが枕石寺の起源という。天文9年(1540)に現在地に移転。
参考文献
- 今井雅晴監修、2011『親鸞聖人関東ご旧跡ガイド』本願寺出版社