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法称寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2013年1月27日 (日)
法称寺 ほっしょうじ | |
概要 | 武尊山別当を勤めた本山派修験寺院。普寛直弟子の義謙が住した寺院。普寛の分骨所。 |
奉斎 | 不動明王 |
所在地 | 群馬県利根郡片品村花咲 |
所在地(旧国郡) | 上野国利根郡 |
所属(現在) | 天台寺門宗 |
格式など | |
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目次 |
概要
武尊山別当を勤めた本山派修験寺院。普寛直弟子の義謙が住した寺院。普寛の分骨所。本尊は不動明王。中世に秀泉(-1470)によって創建されたという。あるいは、華厳坊または千蔵坊本性寺という前身となる寺院があったともいう(岡田敏夫 1985(昭和60)『上州武尊山』263)。1800年(寛政12年)、熊野三山検校宮(聖護院門跡)より武尊大神別当に補される。1801年(享和1年)に普寛の分骨が武尊山に納められているが(『木曽御嶽信仰』217)、法称寺に納められたのかもしれない(現在は法称寺に伝存)。1869年(明治2年)に還俗。元法称寺住職は、しばらく武尊神社に奉職したが、1877年(明治10年)に、無住の福泉寺に入り、両寺は合併し、「武尊山法称寺」と称した。現在は天台寺門宗に所属するという。普寛の弟子、義謙は当寺住職であった。(『修験と神道のあいだ』302-305)
画像
参考文献
- 武尊山#参考文献を参照。
- 木曽御嶽信仰#参考文献を参照。