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名田庄・泰山府君社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年3月11日 (土)

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泰山府君社の社殿跡

泰山府君社は福井県大飯郡おおい町名田庄納田終にあった陰陽道土御門神道の神社。祭神は泰山府君土御門家ゆかり。

目次

歴史

泰山府君社を合祀した名田庄加茂神社
名田庄加茂神社の本殿にある「天社泰山府君」扁額
  • 永正年間、土御門有宣が屋敷地に創建
  • 土御門家帰洛後は谷川家が守った。
  • 1854年(安政1年)願書[1]
  • 1908年(明治41年)あるいは1917年(大正6年)に名田庄・加茂神社に合祀された(わかさ名田庄村誌[2][3])。

境内

「天壇」と呼ばれる祭壇。詳細不明
  • 泰山府君社:跡地がある。名田庄・加茂神社に合祀された。旧社殿は「口坂本の神社」(末多徒神社か)に移築されたという[4]
  • 天壇:どのような性格の祭壇なのか不詳。沿革も不詳。中国の天壇との関係も不明。
  • 葛の葉稲荷神社
  • 祠:不詳
  • 祠:不詳
  • 祠:不詳
  • 安倍晴明不動明王:
  • 天社土御門神道本庁
  • 禅定寺跡:屋敷跡という。

資料

陰陽道#資料土御門家#資料も参照。この欄は名田庄関連にしぼる予定。

地誌など

  • 牧田近俊1693年(元禄6年)頃『若狭郡県誌』「土御門家宅跡」[5]
  • 牧田近俊1693年(元禄6年)頃『若狭郡県誌』「泰山府君ノ祠」[6]
  • 伴信友1837年(天保8年)『若狭国神名帳私考』「正五位善積河上明神」[7]
  • 1922年(大正11年)『若狭遠敷郡誌』「加茂神社」[8]
  • 1971年(昭和46年)『わかさ名田庄村誌』
    • 「安倍(土御門)家の墓・屋敷跡ならびに泰山府君社跡」[9]
    • 「安倍(土御門)家と名田庄」[10]
    • 「近世における陰陽道の再編成」[11]
    • 「地の神信仰の変遷」[12]
    • 「薬師堂」[13]
    • 「谷川家文書」[14]
    • 「土御門家墓所」[15]
    • 「皇子塚」[16]
    • 「土御門家文書・泰山府君祭料上村関係」[17]
    • 「泰山府君都状他」[18]

文献

  • 藤田義男1951『古暦の信仰―こよみの見方秘法』
  • 藤田義男1970『天社土御門神道沿革概史』
  • 藤田義男1970『安倍家若狭納田終在城考』
  • 藤田義男1971『若狭名田荘々園の研究』
  • 陰陽道額田歴代組編史委員会1957『陰陽道と額田歴代組』[19]、図「若狭名田庄に於ける土御門家の旧跡」[20]
  • 1973『若狭土御門霊場付近の神々』
  • 1986『市町村で見る福井県の歴史』「暦のふる里」[21]
  • 山本信哉1912「土御門神道1」[22]
  • 山本信哉1912「土御門神道2」[23]
  • 山本信哉1912「土御門神道3」[24]
  • 山本信哉1912「土御門神道4」[25]
  • 山本信哉1913「土御門神道5」[26]
  • 山上伊豆母1961「陰陽道の伝流と土御門「歴代組」の一考察」[27]
  • 和島芳男1969「高岡本孟子抄について下」[28]
  • 西田長男1976「明治維新政府の宗教改革」[29]
  • 岩佐貫三1979「土御門家・天曹地府祭の性格と実態」[30]
  • 遠藤克己1987「陰陽道祭についての一考察―若杉文書を中心として」[31]
  • 木場明志1992「明治以降の土御門系陰陽師」[32]
  • 木場明志1996「近代における陰陽師のゆくえ」[33]
  • 高原豊明1995「安倍晴明伝説―京の晴明伝説を中心に」[34]
  • 長谷川靖高2005『大阪安倍晴明神社関係資料集』
  • 仲田篤史2013「天社土御門神道の一考察―天社神道行事壇の復元」
  • 須川建美2019『写真集・天社土御門神道の祭り―若狭のまつり』
  • 菊地卓「「土御門神道」と晃麓の神職たち」『鹿沼史林』42
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%90%8D%E7%94%B0%E5%BA%84%E3%83%BB%E6%B3%B0%E5%B1%B1%E5%BA%9C%E5%90%9B%E7%A4%BE」より作成

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