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清和院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年4月16日 (火)
清和院(せいわいん)は京都府京都市上京区一観音町にある真言宗寺院。本尊は地蔵菩薩。真言宗智山派。通称は一本寺。仏心院。清和井院(せがいいん)。勢賀院(せかいん)。
歴史

京都御苑内の清和院跡地付近にある「清和院休憩所」
清和天皇の御所「清和院」の後身と伝えるが、関係ははっきりしない。清和天皇の名は譲位後の御所である清和院の名に基づくが、寺伝では逆に清和天皇が滞在したため、清和院に改称したと伝える。
寺伝では平安時代初期に文徳天皇が染殿后妃のために、正親町の南に建てた仏心院が起源という。 清和天皇が照空を招き、この寺で出家したという。 1661年、同年に焼失した京都・感応寺を合併して現在地に移転した。
(日本歴史地名大系、日本大百科全書ほか)
資料
- 『清和院縁起』
- 「清和院」『古事類苑』[1]