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炳霊寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2016年11月3日 (木)

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炳霊寺(へいれいじ)は、甘粛省臨夏回族自治州永靖県にある仏教石窟寺院

大寺溝の断崖に2kmにわたり、西秦から唐代までの184窟が現存している。その中には石彫仏像679体、泥塑像82体、壁画900平方米が残る。「炳霊」はチベット語で「千仏」「十万仏」を意味する。1951年の中国調査団は険しい道を超えていったが、劉家峡ダムのおかげで水路が発達し、現在は船で行ける。

地上45mにある第169窟に建弘元年(420)の銘文があり、最古の石窟とされる。マトゥラー様式に似た仏像は中国現存最古の仏像ともされる。説法図などもある。インドに向かう法顕が3カ月滞在したといわれる。その直下にある第171窟は磨崖大仏として知られる。全高27mの椅坐像があり、かつては正面を七層の楼閣が覆っていたという。135窟には『法華経』に基づく釈迦如来多宝如来の並立の像がある。

上寺、下寺のほか、仏爺台、野鶏溝、大崖根などがある。

参考文献

  • 鎌田茂雄『仏教の来た道』

ほか

http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%82%B3%E9%9C%8A%E5%AF%BA」より作成

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