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龍穏寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年10月19日 (水)

竜穏寺から転送)
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龍隠寺(りゅうおんじ)は、埼玉県入間郡越生町龍ケ谷にある曹洞宗寺院。本尊は釈迦如来関三刹の一つ。末寺の江戸触頭として青松寺があった。江戸麻布に宿寺があった。越生龍穏寺。山号は長昌山。(参考:同名寺院龍穏寺_(同名)

歴史

平安時代、道沢というところに天台宗長昌寺として創建。1430年(永享2年)、将軍足利義教を開基として最乗寺開山了庵門下の無極慧徹を迎えて曹洞宗に改めた。太田道真、太田道灌が復興。1504年(永正1年)、現在地に移転して龍穏寺と改称。1913年(大正2年)、焼失。のち再建。

江戸時代、総寧寺大中寺と共に永平寺住職を務めた。

組織

住職

歴代 僧名 生没年 在職年 略歴
1 無極慧徹 ?-1430 了庵慧明から嗣法。1400年(応永7年)補陀寺の開山。1407年(応永14年)美濃龍泰寺を創建。永享年間、町田大泉寺を創建。1430年(永享2年)龍穏寺を創建。
2 月江正文 ?-1462/1463 補陀寺、永沢寺最乗寺、大泉寺の住職を歴任。楞厳寺双林寺普門院を創建。(日本人名大辞典)
3 泰叟妙康 1406-1485 中興。大泉寺3世。長慶寺を創建。
4 天庵玄彭 ?-1500 泰臾妙康から嗣法。龍穏寺、最乗寺、補陀寺を歴任。(日本人名大辞典)
5 雲崗俊徳 1438-1516 大泉寺の天庵玄彭から嗣法。1476年(文明8年)青松寺を創建。龍穏寺、最乗寺を歴任。(日本人名大辞典)
6 喜州玄欣 ?-1536 雲岡舜徳から嗣法。青松寺、龍穏寺、最乗寺を歴任。(日本人名大辞典)
7 節庵良〓 1458-1541 武蔵国出身。喜州玄欣から嗣法。龍穏寺、青松寺を歴任。長栄寺、万年寺、金剛寺を創建。(日本人名大辞典)
8 天室禅睦 ?-1584 上総国出身。節庵良〓から嗣法。龍穏寺住職、最乗寺住職、龍穏寺住職を歴任。(日本人名大辞典)
9 布州東播 1493-1573 信濃国出身。天室禅睦から嗣法。正龍寺を創建。(日本人名大辞典)
10 善庵良置 ?-1577
11 格翁桂逸 1511-1573 善庵良置から嗣法。正龍寺、能仁寺、龍穏寺を歴任。天然禅師。(日本人名大辞典)
12 日峰伊鯨 生没年不詳 飯能宗穏寺、法光寺を創建。龍穏寺、最乗寺を歴任。
13 梅叟林香 金沢寺を創建
14 大鐘良賀 ?-1614 比企休山寺、坂戸永源寺を創建。比企龍福寺を中興。
15 朝谷是暾 1587年(天正15年)秩父光明寺を中興。慶長年間、比企円通寺を中興
16 鶴峰聚孫 ?-1626 比企大梅寺、比企龍蔵寺を中興。双林寺住職。
17 洞谷泉龍 ?-1614 台東区法福寺を創建。
18 洲珊嶺渚 ?-1622 比企松月寺を創建。
19 洪洲〓察
20 撫州春道 ?-1646 青松寺住職。比企徳昌院を創建。
21 鉄春嶺樹
22 鉄心御洲 ?-1666 永平寺29世。鉄心御州。
23 淵碧三宅
24 卜室寅宅
25 大了愚門 ?-1682 永平寺32世。
26 耕屋普春 麻布に宿寺を創建。以降、歴代住職は麻布龍穏寺に拠点を置き、越生龍穏寺には鑑司を置いた。
27 馥州高郁 ?-1688 永平寺34世。
28 版橈晃全 1627-1693 永平寺35世。
29 印珊禅徹
30 好外盈雪
31 承天則地 1659-1753(1655-1744とも) 永平寺39世。
32 覚岩景妙
33 孚説周覚
34 大川龍水
35 観月徹全
36 圭州祖巌
37 円月江寂 1694-1750 永平寺42世。
38 大昶晃国
39 穿山関通
40 嶺麟良鶴
41 大堅量地
42 宝山湛海 ?-1771 永平寺45世。
43 天海董元 ?-1771 永平寺47世。
44 洞獄石瑞
45 紹機宏隆
46 沢山恵恩
47 玄透即中 1729-1807 永平寺50世。
48 天産恵明
49 玉峰慧金
50 定林慧楷
51 仏星為戒 1742-1818/1828 永平寺53世。
52 大勇慈猛
53 縁産大因 1763-1825 永平寺55世。
54 無庵雲居 1757-1827 永平寺56世。
55 恒山慧常
56 道海大信 ?-1844 永平寺58世。
57 文山闡明
58 祖山大堂
59 即法玄中
60 定山亮禅
61 一枝一秀
62 玄門卓中
63 大禅実苗
64 大愚卓苗
65 芹沢聡海
  • 龍穏寺ウェブサイト
http://shinden.boo.jp/wiki/%E9%BE%8D%E7%A9%8F%E5%AF%BA」より作成

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