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能登・菅原神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年6月25日 (火)
菅原神社は石川県羽咋郡宝達志水町菅原(能登国羽咋郡)にある天満信仰の神社。祭神は菅原道真・応神天皇・武甕槌命・前田利家(石川県神社庁ウェブサイト)。京都の北野天満宮の社領の鎮守社だったと思われる。県社。
歴史
- 960年8月13日:霊夢により京都の北野天満宮から勧請したと伝える。北野から国武行長(菅原道真の遺臣という。代々この名を継ぐ)らが移住した縁によるという。
- 1114年:この地が北野天満宮の常灯料所となる。この時に祀られたともいわれる。社僧として菅原寺(成喜坊、遍照坊、明専坊など)があった。
- 1471年:社僧の明専坊、蓮如に帰依。
- 1476年:聖護院門跡の道興が参詣。
- 1582年5月3日:菅原寺が赤蔵山社僧と共に前田利家に陣中見舞いを送る
- 1582年8月20日:前田利家、菅原天神に修理米50俵、成喜坊と遍照坊に40俵を寄進した。前田利家が菅原道真の末裔を名乗る始めるのはこの頃だという。
- 1605年:33年ごと開扉大祭が始まる
- 明治初年:神仏分離。成喜坊は還俗して神職となる。遍照坊は高野山真言宗に所属する。
- 明治12年9月2日:郷社に列格
- 明治34年:県社に昇格
(『日本歴史地名大系』ほか)
資料
- 『能登県社菅原神社誌』[1]