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西大寺関連旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年9月30日 (土)
西大寺の関連旧跡。
目次 |
古代
伽藍
- 薬師金堂:現在、浄土院がある一帯が跡地で遺構が出土している
- 弥勒金堂:兜率天堂?神護景雲3年(769)に建てられた弥勒浄土堂が起源か。承和13年(846)講堂焼失とあるが弥勒金堂か。徳治2年(1307)2月、焼失。
- 四王院:西大寺を特徴付ける四天王を祀る堂。最初に発願された。現在も四王堂として現存。
- 講堂:
- 食堂:
- 東塔:
- 西塔:
- 十一面堂院:
- 小塔院:
- 政所院:
- 東南角院:
- 西南角院:
- 法院:神護景雲元年(767)3月3日、称徳天皇が行幸。
- 島院:神護景雲元年9月2日、称徳天皇が行幸。延暦4年(785)桓武天皇行幸。
- 正倉院:
関連寺院
叡尊復興以降
伽藍
- 本堂:光明真言堂。光明真言会のための堂宇。東塔の北にある。本尊は清凉寺如来。最初は四王堂に置かれた。叡尊が建長元年(1249)5月4日京都・清凉寺の本尊を模刻させたもの。文永元年(1264)9月4日、光明真言会始まる。現在の本堂は宝暦2年(1752)の再建。
- 東塔:戒壇の役目を果たしたらしい。文亀2年(1502)の大火で焼失。
- 愛染堂:本堂の西にある。叡尊が特に崇拝した愛染明王を祀る。元寇の時に叡尊が祈願すると満願の時に愛染明王が持っていた矢が飛び出し、西に向かい、敵軍を破ったという。向かって左に天照大神、向かって右に称徳天皇など歴代天皇などの位牌を祀る。また叡尊を祀る御霊屋が併設されている。現在の堂宇は宝暦12年(1762)に移築。
- 四王堂:称徳天皇が発願した四天王を祀る。十一面観音も祀るため観音堂ともいう。
- 護摩堂:不動明王を祀る。
- 大黒堂:愛染堂の北隣にある小堂。
- 阿弥陀堂:廃絶。
- 文殊堂:廃絶
- 灌頂堂:廃絶
- 沐浴堂:廃絶
- 薬師堂:廃絶
- 平和観音:西塔跡にある。
- 清瀧権現社:清瀧権現を祀る。叡尊は醍醐寺の清瀧権現から神託を受け、真言密教を志した。西大寺復興と共に醍醐寺から分霊した。
- 石落神社:三輪から分霊した少彦名命を祀るという。
- 西大寺八幡神社:暦仁2年(1239)、叡尊が献茶を行い、大茶盛式の起源となる。弘安8年(1285)11月17日、叡尊が御神体を新造している。叡尊が大茶盛式を始めた。
- 西大寺墓地:歴代長老の墓。境外にある。
塔頭など
- 西室:
- 東室
- 南室
- 二聖院:西室を継承し、長老の住房となる。現在の本坊に受け継がれている。
- 護国院:別格本山。現存。宝生護国院。亀山上皇が行幸。
- 一之室院:別格本山。現存。
- 饒益坊:廃絶。
- 法寿庵(法寿院):現存。
- 真如庵:廃絶。
- 松林庵:廃絶。
- 清浄院:現存。
- 華蔵院:現存。
- 増長院:現存。
- 三光院:明治維新期に廃絶。
- 地蔵院:
- 石塔院:
- 体性院:奥之院。境外塔頭。叡尊の墓。慈真、宣瑜の墓もある。
- 法華寺:尼門跡。旧末寺だが、のちに離脱。
- 大慈院