越中・本法寺

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2019年9月3日 (火)

本法寺（ほんぽうじ）は、富山県富山市八尾町宮腰にある日蓮宗の本山寺院。本尊は十界大曼荼羅。日陣門流の拠点で法華宗陣門流本山。門徒五箇寺。八聖跡寺。通称は黒瀬谷本法寺、黒瀬本法寺。山号は長松山。（参考：同名寺院本法寺）

歴史

1316年(正和5年)本成寺日印が越中布教の際、天台宗の浄信を帰伏させた。浄信は日順と名乗り、越中国婦負郡井田に本法寺を創建した。日印が本法寺を「法華宗門北陸道の総末頭」に定めたという。

1521年(大永1年)、城尾城主斎藤氏の三男の日葉が中興。城生に移転。永禄年間、日雄が戦乱を避けて樫尾に移転。1591年(天正19年)樫尾から黒瀬谷に戻った。小井波に一時移転した伝承もある。明和年間に現在地に移転。享保年間、富山藩と争論。1866年(慶応2年)有栖川宮家の祈願所となる。1294年(永仁2年)に新湊の越中・曼陀羅寺に出現したという海中出現曼荼羅図を所蔵。 （日本歴史地名大系）

組織

歴代住職

• 1日順（-1368）：1368年(正平23年/応安1年)死去。87歳。
• 2日賢（-1408）：1408年(応永15年)死去。75歳。
• 日秀（）：
• 日仙（）：
• 日真（）：
• 日栄（）：
• 日清（）：
• 3日葉（）：中興。本成寺9世日覚の弟子。1521年(大永1年)中興。
• 4日雄（）：
• 5日韶（）：
• 6日侃（）：
• 14日達（）：
• 20日遥（）：
• 29日界（）：