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近江・本行寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年12月19日 (水)

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本行寺(ほんぎょうじ)は滋賀県東近江市種町(近江国神崎郡)にある浄土真宗寺院。浄土真宗本願寺派院家寺院別格寺だった。旧称は西蓮坊西游寺威徳閣御児御所と号す。(参考:同名寺院本行寺

歴史

1521年(大永1年)、西蓮坊教順が創建。西蓮坊という寺名だったと考えられ、『天文日記』1551年(天文20年)11月28日条にある「西□坊」に該当すると考えられている。のち西游寺の寺号許可。最初は犬上郡河瀬庄にあったという。1630年(寛永7年)までには現在地に移転。

本願寺継承前の准如(1577-1630)が住職となり、顕如が越前・本覚寺越前・興行寺の一字ずつを取り「本行寺」と命名し、両寺の末寺・門徒を与えられた。1588年(天正16年)12月、准如は本行寺を御児御所と改称したという。

准如の子の准悟が本行寺の寺号を継承。1622年(元和8年)、准如は相模最宝寺末の中国地方の備後・光照寺など400寺を本行寺准悟の末寺とするように命令。これはすぐには実現しなかったが、1631年(寛永8年)良如の命令で移管が実現したという。 准悟が西游寺に入寺したという説もあるが、旧梵鐘に「慶安二年八月四日。超順。江州神崎郡種村西游寺」とあることに合わない。

1635年(寛永12年)の准悟の没後、1669年(寛文9年)、その子の良従が西游寺に入寺し、再度、本行寺と改称し、院家寺院となった。 良従は1668年(寛文8年)、本山鎰役となる。

(日本歴史地名大系)

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