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道明寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年8月2日 (月)
道明寺は、大阪府藤井寺市道明寺(河内国志紀郡)にある真言宗寺院。本尊は十一面観音。土師氏の氏寺。道明寺天満宮別当。関東祈祷所。真言宗御室派。元は真言律宗西大寺流の律寺。尼寺。土師寺。山号は蓮土山。
聖徳太子が尼僧のために寺院を建てる時、土師連八島が邸宅を寄進。土師寺と呼ばれた。
奈良時代造営と推定される四天王寺式伽藍配置の伽藍跡がみつかっている。
901年(延喜1年)菅原道真が大宰府に下る時に立ち寄ったという。天満信仰が広まる中で、道明寺にも天満宮が建てられたとみられる。
1023年(治安3年)10月23日、藤原道長が参詣(扶桑略記)。
1246年(寛元4年)10月25日、西大寺叡尊が道明寺に来訪し、尼僧に戒律を授けた。
1298年(永仁6年)4月、忍性の申請で関東祈祷所となる。
1572年(元亀3年)高屋城攻防戦の兵火で焼失。織田信長は100石を与えて復興させた。
1603年(慶長8年)、徳川家康は豊臣秀吉と同じく174石を寄進した。
真言宗の無本寺。1746年(延享3年)の末寺改で法流としてゆかりのある西大寺が末寺にしようとしたが拒否して独立を保った。
1872年(明治5年)神仏分離で現在地に移転。1873年(明治6年)仁和寺末となる。1886年(明治19年)本堂大破。 1919年(大正8年)に現在の本堂を再建した。 (日本歴史地名大系)
目次 |
伽藍
- 本堂
- 大師堂
- 護摩堂
- 石造多宝塔
子院
- 松寿院:神仏分離で尼僧として留まる。
- 隆松院:
- 梅香院:
- 東福院:
- 一之室:神仏分離で還俗。
- 二之室:神仏分離で、坊城俊明八女の愛媛(春寿尼)が還俗して、南坊城梓子と名乗り、道明寺天満宮社家の南坊城家の始祖となる。
- 三之室:神仏分離で尼僧として留まる。
- 新坊:四室。
- 南坊:
- 東坊:
- 寿命院:
- 東福院:
- 新光院:
- 得宝院:1736年、豪商三井高方の寄進で創建。
組織
住職
代々尼僧が継ぐ。