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金剛山寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月13日 (火)

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金剛山寺(こんごうせんじ)は、奈良県大和郡山市にある地蔵信仰南都仏教真言宗寺院。修験道当山派正大先達の一つ。矢田寺(やたでら)の名で知られる。山号は矢田山。高野山真言宗。鎮守は春日神社。

目次

歴史

天武天皇の発願で智通が創建(諸寺縁起集)。元は十一面観音を本尊とした。 奈良時代末には薬師寺弘耀が入寺している(扶桑略記)。 平安時代、文徳天皇の勅願で万慶(満米)という僧が復興。万慶が地獄を訪れて感得したという、独特の尊容を取る地蔵が信仰の中心的な地位をしめ、やがて本尊が交代する。 中世、興福寺の末寺となるが、近世には無本寺となる。 末寺の東明寺と共に矢田坐久志玉比古神社の神役を務めた。 (国史大辞典、日本歴史地名大系)

伽藍

  • 本堂
  • 講堂
  • 十王堂
  • 鐘楼
  • 春日神社
  • 北僧坊:本坊
  • 南僧坊
  • 念仏院
  • 大門坊
  • 奥之院:廃絶
  • 蓮花院:廃絶
  • 水之坊:廃絶

矢田地蔵信仰

  • 矢田寺:京都府京都市中京区天性寺前町。
  • 安長寺:福岡県甘木市甘木。臨済宗東福寺派。
  • 桂岩寺:愛知県西尾市上矢田町。浄土宗西山深草派。門前に矢田地蔵がある。
  • 矢田堂:和歌山県紀の川市桃山町元。
  • 矢田地蔵寺:和歌山県日高郡日高川町。廃絶か。

資料

  • 矢田山金剛山寺文書[1]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B%E5%B1%B1%E5%AF%BA」より作成

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