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関林廟

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年7月1日 (水)

関林から転送)
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関林廟は、中国河南省洛陽市洛龍区関林鎮にある関羽の墓廟。関帝廟の総本社。関羽の首塚とされる。

歴史

明の神宗皇帝の時代の1593年、洛陽の万安王褒〓(〓=「火危」)が関羽の塚の前に石坊門を建立。多くの人が参詣に訪れるようになった。 1596年、万安王妃の李氏とその兄嫁らが信安社という結社を作り、廟を建設する寄進を募ったところ、次々と協力を資金が集まった。 1599年頃、関廟が竣工した。約4.5haに大門(二門)、鐘楼、鼓楼、啓聖殿、大殿、二殿、寝殿、石牌坊、廊房などが建てられ、柏の木を数百株を植えた。

清の乾隆帝の時代、舞楼、大門、門前の石坊、廟内の道、殿前の露台、八角亭、東西の脇殿などを増築し、現在の規模6.7haとなった。 乾隆帝が南方を巡幸した時に参拝。 1901年、慈禧太后と光緒帝が北京に帰る途中に参拝した。御内帑金2000両を下賜して修理させた。この事績を石に刻ませた。

諸殿

  • 大殿:横七間、奥行三間。元は瑠璃の青瓦の屋根だった。周囲に廻廊がめぐらせてあって故宮太和殿を模倣した。中に関羽や関平の像がある。
  • 啓聖殿:拝殿ともいう。春秋の祭典の時、役人は参拝する殿舎だった。
  • 二殿:財神殿ともいう。関羽の故事を極彩色で描いた絵が12枚掛かっている。関羽の像があり、左右に関平と周倉がひかえる。
  • 寝殿:三殿、春秋殿ともいう。
  • 五虎殿:
  • 娘娘殿:
  • 八角亭:「忠義神武霊佑仁勇威顕関聖大帝林」の碑がある。
  • 大土墳:高さ15m。

(『中国歴代の皇帝陵』)

http://shinden.boo.jp/wiki/%E9%96%A2%E6%9E%97%E5%BB%9F」より作成

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