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駒形神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年12月10日 (土)

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駒形神社

駒形神社(こまがた・じんじゃ)は岩手県奥州市水沢区中上野町(陸奥国胆沢郡)にある神社。陸中駒ケ岳の神を祀る。官社国幣小社神社本庁別表神社

目次

歴史

  • 802年(延暦21年)1月:『日本紀略』に「陸奥国三神」が坂上田村麻呂の東征に霊験があったと記す。
  • 802年(延暦21年)頃:坂上田村麻呂、胆沢城を築城。
  • 坂上田村麻呂、煤孫村で倒れた愛馬を葬り、馬頭観音堂を建立。
  • 850年(嘉祥3年):円仁、馬塚の由来を聞き、馬峰寺(煤孫寺)を建て、駒岳権現宮(新山)を建立した。
  • 851年(仁寿1年)9月2日:陸奥国駒形神、正五位下(文徳実録)。
  • 862年(貞観4年)6月18日:従四位下(三代実録)。陸奥国では最高位。
  • 924年(延長2年):『延喜式』に記載。
  • 1314年(正和3年):馬峰寺堂守の宮松が京都聖護院で修行して貴徳院の号を授かった。
  • 江戸時代:山頂の本宮の造替は仙台藩と盛岡藩が交互に20年ごとに担当した。
  • 寛永年間:岩崎城代の柏山明和が御駒堂を建立し、駒ケ岳の里宮とした。
  • 1870年(明治3年):神仏分離に伴い、馬峰寺は煤孫寺と改称し、駒形権現宮は古館神社と改称した。
  • 1870年(明治3年):岩崎御駒堂を駒形神社と改称した。
  • 1871年(明治4年)5月14日:駒形神社(山頂本社)、国幣小社に列格。
  • 1872年(明治5年)11月:水沢塩竈神社の社殿を駒形神社仮遥拝所とした。のち正式な遥拝所となる。水沢塩竈神社は境内の春日神社に仮遷座合祀。
  • 1874年(明治7年)11月:水沢塩竈神社、仮遷座していた春日神社社殿を本社とする。
  • 1896年(明治29年)8月:水沢塩竈神社、社地を駒形神社と分割して独立した神社となる。
  • 1903年(明治36年)1月:山上の本社から御神体を奉遷し遥拝所を駒形神社本社とした。山頂の神社は奥宮とした。水沢塩竈神社を編入し、摂社となる。

境内

組織

宮司

  • 『国幣小社駒形神社誌』[1]
駒形神社歴代宮司
代数 名前 生没 在職 略歴
1 三雲辰成 生没年不詳 1871-1873 磐井県士族。水沢県典事を兼務。1871年(明治4年)6月から1873年(明治6年)7月8日まで駒形神社宮司。
2 亘理隆胤 1848-1916 1873-1874 宮城県士族。仙台藩佐沼亘理家当主。1848年(嘉永1年)生。戊辰戦争で秋田に進軍。教導職権大講義。1873年(明治6年)7月8日から1874年(明治7年)1月31日まで駒形神社宮司。岩木山神社権宮司。1889年(明治22年)初代佐沼町長。第七十七国立銀行設立発起人。1916年(大正5年)死去。
3 遠山虚舟 生没年不詳 1874-1877 茨城県士族。1874年(明治7年)1月31日から1877年(明治10年)5月25日まで駒形神社宮司。教導職大講義。遠山熊之助。
4 二見清六 1826-1890 1877-1890 南部藩士。歌人。盛岡出身。島川鎌満の子。1826年(文政9年)生。1849年(嘉永2年)藩主擁立問題で閉門。1868年(明治1年)、戊辰戦争で奥羽連盟として従軍して官軍と戦う。降伏時に官軍との折衝役に当たり、官軍退去後の勤番を命じられた。1877年(明治10年)5月16日、駒形神社宮司。1890年(明治23年)8月23日死去(官報。10月5日死去とあるのは誤りか)。65歳。墓所は正伝寺。島川成一。瀬蔵。蘆園。
5 島川竹介 ?-1893 1890-1893 岩手県士族。1886年(明治19年)4月17日、靖国神社主典。1890年(明治23年)伊勢神宮主典。1890年(明治23年)10月3日、駒形神社宮司。1893年(明治26年)9月6日、在職で死去(官報)。
6 磐瀬弘治 生没年不詳 1893-1896 福島県出身。1893年(明治26年)11月29日駒形神社宮司。翌月従七位。1896年(明治29年)4月29日、石上神宮宮司。10月、従六位。1897年(明治30年)8月13日から1899年(明治32年)2月24日まで伊佐須美神社宮司。1942年(昭和17年)1月まで特定郵便局長を務めた。
7 浅井清長 生没年不詳 1896-1900 静岡県出身。青山八幡宮の社家。1880年(明治13年)7月28日、駿河浅間神社主典。1887年(明治20年)4月14日、小国神社禰宜。1896年(明治29年)4月29日、駒形神社宮司。従八位。1900年(明治33年)11月30日、丹生川上神社宮司。1901年(明治34年)大和神社宮司。1906年(明治39年)正六位。著書『懐旧録』。
8 戸田忠友 1847-1924 1900-1902 子爵。元宇都宮藩主。奏者番。寺社奉行。1900年(明治33年)11月30日から1902年(明治35年)2月3日まで駒形神社宮司。(略歴は宇都宮二荒山神社#組織を参照)
9 長谷外余男 1890-1973 1902-1903 1902年(明治35年)2月3日から1903年(明治36年)2月5日(6日)まで。(略歴は、熱田神宮#組織を参照)
10 竹間清臣 1863-1923 1903-1907 熊本県士族。1863年(文久3年)生。1881年(明治14年)10月5日、河尻神宮社掌。1903年(明治36年)2月5日6日、駒形神社宮司。同年従七位。1907年(明治40年)4月25日、浅間大社宮司。1910年(明治43年)12月28日、霊山神社宮司。1914年(大正3年)7月、日光二荒山神社宮司。高良大社宮司となるが1923年(大正12年)3月29日、在職で死去か。平井清臣と同一人物と思われる。
11 当山亮道 ?-1936 1907-1910 新潟県出身の神職。1907年(明治40年)4月25日から1910年(明治43年)12月28日まで駒形神社宮司。従七位。(略歴は、平安神宮#組織を参照)
12 大井田斎 1860-1924 1910-1913 歌人。東京府士族。1910年(明治43年)12月28日から1913年(大正2年)3月19日まで駒形神社宮司。従七位。(略歴は、広瀬神社#組織を参照)
13 大東延慶 1850-1921 1913-1915 奈良県士族。1850年(嘉永3年)生。1913年(大正2年)3月19日から1915年(大正4年)5月7日まで駒形神社宮司。1921年(大正10年)3月21日死去。従七位。厳の屋。
14 横山鉄五郎 生没年不詳 1915-1924 栃木県出身。札幌神社主典。1915年(大正4年)5月7日から1924年(大正13年)1月24日まで駒形神社宮司。正七位。
15 松島浅之助 生没年不詳 1924-1930 和歌山県出身。1924年(大正13年)1月24日、駒形神社宮司。正七位。1930年(昭和5年)7月30日、忌宮神社宮司。出石神社宮司を経て1944年(昭和19年)伊弉諾神社宮司。1947年(昭和22年)退任。
16 野村暲治 生没年不詳 1930-1936 賀茂御祖神社禰宜を経て1930年(昭和5年)7月30日、駒形神社宮司。1936年(昭和11年)6月、白山比咩神社宮司就任。
17 前田勝也 1900-1981 1936-1939 山形県出身。1931年(昭和6年)国学院大学神道部卒。1936年(昭和11年)駒形神社宮司。1939年(昭和14年)8月28日、鹿児島神宮宮司。(略歴は、北海道神宮#組織を参照)
18 河田晴夫 ?-1978 ?-1942 熱田神宮禰宜を経て1939年(昭和14年)8月28日、駒形神社宮司。1942年(昭和17年)9月21日、尾張大国霊神社宮司。陸軍少尉。(略歴は、松尾大社#組織を参照)
19 水島稔 生没年不詳 1942-? 陸軍軍曹。住吉大社禰宜を経て1942年(昭和17年)9月21日、駒形神社宮司。
山下知躬 1910-1990 1945-1990 北海道出身。1910年(明治43年)生。1931年(昭和6年)国学院大学高等師範部卒。1932年(昭和7年)日枝神社主典。1939年(昭和14年)甲斐・浅間神社禰宜。1943年(昭和18年)札幌神社禰宜。1944年(昭和19年)塩竈神社禰宜。1945年(昭和20年)5月、駒形神社宮司。1990年(平成2年)8月3日死去。
藤原正良 生没年不詳 1990-1991 岩手県神社庁長。盛岡八幡宮宮司。1990年(平成2年)12月20日から1991年(平成3年)3月31日まで特任宮司。
22 山下知彦 ?-2009 1991-2009 山梨県出身。1991年(平成3年)4月1日、駒形神社宮司。2009年(平成21年)3月18日死去。
23 山下明 2012- 2012年(平成24年)5月1日、駒形神社宮司。

権宮司

  • 高平真藤()<>:

資料

  • 1930『国幣小社駒形神社誌』[2]
  • 森口多里1941『陸中駒形神社祭礼の山祭』
  • 北上市立博物館1996「陸奥国駒形神―駒形信仰と駒形神社 平成8年度特別展」
http://shinden.boo.jp/wiki/%E9%A7%92%E5%BD%A2%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

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