出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年8月5日 (月)
京都府京都市伏見区竹田中内畑町の安楽寿院にある鳥羽天皇の陵墓。
鳥羽法皇は、鳥羽離宮安楽寿院にて崩御した。あらかじめ建立されていた三重塔に葬られた。近衛天皇の新御塔に対して「本御塔」と呼ばれた。当初の建築は1296年(永仁4年)に焼失し、建武年間に再建されたが、1546年(天文15年)に焼失した。1612年(慶長17年)に仮堂が建立された。文久の修陵においては、仮堂が撤去され、法華堂が造営された。仮堂は安楽寿院薬師堂となったが、1961年(昭和36年)に第二室戸台風によって倒壊した。