出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年8月24日 (水)
鳥見霊畤(とみのまつりのにわ)は、神武天皇が大和で最初に祭祀を行ったとされる聖地。伝承地はいくつかある。『日本書紀』神武4年2月条に「乃ち霊畤を鳥見山の中に立てて、其の地を号けて、上小野の榛原、下小野の榛原と曰ふ。用て皇祖天神を祭りたまふ」とある。鳥見山。霊畤。
名前が似ている鵄邑の伝承地と混乱が生じている。
一覧
- 等弥神社:奈良県桜井市桜井。県社。山上に記念碑がある。鳥見山北麓には大和・宗像神社がある。1939年、文部省はこちらを神武天皇聖蹟と定めた。
- 「鳥見山中霊畤跡」碑:奈良県宇陀市榛原萩原元萩原。榛原鳥見山公園。鳥見神社がある。
- 「鳥見霊畤伝承地」碑:奈良県吉野郡東吉野村。
- 大倭神宮:奈良県奈良市中町にある神道教団大倭教の神社。「金鵄霊畤鳥見山中聖蹟」碑がある。