ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
鹿児島・楠木神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年3月18日 (月)
楠木神社(くすのき・じんじゃ)は、鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地にある、楠木正成を祀る霊社。無格社。有馬新七が創建。元は鹿児島市石谷町(薩摩国日置郡伊集院郷石谷村)にあった。楠公社。湊川神社。
歴史
徳川光圀が摂津湊川の楠木正成墓を修復した際に菩提寺の広厳寺に奉納した正成像が3体あり、その内の1体が鹿児島城下の町田家屋敷に秘蔵されていた。町田久成の招きで石谷村に訪れた有馬新七が1861年(文久1年)その像を東の丸岡に移して楠公社を創建。
明治維新後、西郷隆盛が鹿児島城下町に皇軍神社を建てると、楠公社もここに遷座合祀された。隆盛の私学校の守護神とされた。
1877年(明治10年)、辺見十郎太が県令大山綱良の許可を得て、宮之城に像を遷座。 1885年(明治18年)5月25日、湊川神社として鎮座。 1949年(昭和24年)4月、現在地に遷座。1969年(昭和44年)修復した。 (鹿児島県神社庁ウェブサイト)