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長安・太清宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
長安・太清宮
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'''太清宮'''は、唐代[[長安]]大寧坊にあった、唐の[[道教]]の中心となった、[[老子]]を祀る国家的な[[道観]]。各地の[[太清宮]]の主要な一つ。 天宝元年(742)、'''玄元皇帝廟'''として創建され、翌年に'''太清宮'''となった。荘厳な社殿を持ち、南門の正門を瓊華門、東門を九霊門、西門を三清門という。500人の衛兵が守っていた。本殿の'''三清殿'''の東には皇帝用の御斎院があり、西には公卿のための斎院があった。 本殿には霊山[[太白山]]の石で彫られた老子像が奉安された。左右には玄宗の像や李林甫、陳希烈、楊国忠などの大臣・高官の像が祀られた。政変などによって改廃があった。また道教で重視された'''[[荘子]]'''、'''文子'''、'''列子'''、'''庚桑子'''のほか、道教では老子の弟子とされた[[孔子]]の像も置かれた。呉道子の老子肖像画も掲げられていた。 (土屋昌明、2002『神仙幻想』春秋社) [[category:中華人民共和国陝西省]]
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